世の中のセレブな人達は連休中、オイラ一般ピープルはプレ連休の初日土曜日。
立秋も過ぎてようやく涼しくなってきたので、バイクでお出かけしました。
目的は、歌って踊れて(ウソ)バーベキューができるスポット探し。
静岡県は自然が多い所なので、その辺の川をさかのぼっていけば大抵お肉を焼く場所があるみたいです。
とはいうものの、近所の人のことを考えたりすると自ずと場所は限られてくるみたいで……
・県外の人達が来て、ゴミをわんさか置いていく
・一晩中騒いで花火を打ち上げまくって火事になりかける
・勝手に人の家に車をおいて悪びれない
なんてのが驚くほど多いようで、よさげな場所は有料か入れない所が多くなっていました。
富士川の高架下もなぜかバーベキュー禁止になっているのは、そんな理由みたいです。
ゴミを持ち帰ったり、直火で火を使わない、住宅地で打ち上げ花火をしないことなんて常識だと思うんだけどなあ。
日本人のモラルってどこ行っちゃったんだろう。
それはともかくとして、興津川を遡ること1時間。
いくつか川のほとりにキャンプ場を見つけることができました。
まあ、大抵は夏休みを優雅に過ごす人達で溢れかえっているわけで。
源流まで遡っていくとさすがに人はいないんですが、バーベキューが出来る場所ではありませんでした。
むしろ、クルマが入れないし
(4駆の軽トラが限界かな)
ついでに林道行ってみるかな、と無謀にも突っ込んでしまったのが今回の日記です。
興津川をどんどん登って行くと、ハイキングコースがあるようでした。
地図上には田代峠と書いてあるけど、道は途切れています。
しばらく登っていったけど、ツーリングマップルにも載っていない林道はまずいかなと思い引き返しました。
砂防ダムみたいな所。
上から地響きがしていたので早々に退散しました。
興津川探索が終わって、一旦52号に出て北上。
福士川渓谷を抜けて、剣抜大洞線林道へむかいました。
ここのキャンプ場は、サイト同士が離れていて人も少なくていい雰囲気の場所だと思います。
(詳細は調べていません)
自分の思っている「ガレている」というのは、こぶし大くらいの石が転がっている林道というのを指すわけで……
クランクケースが当たってしまうくらい深い溝が縦横無尽に走ってるのは道と言えないと思うわけで……
この景色を見るまでに3箇所ほど絶望する箇所がありました。
この日にすれ違ったバイクはジェベルのおじさんと、KDXのおじさんの2台。
ジェベルのおじさんはにこやかな顔で挨拶。
KDXのおじさんは、こちらを見てびっくりしたあと哀れんだ様子で挨拶。
この二人の意味するところはやっぱり、
「この人こんなバイクですげえなあ!林道好きなんだなあ!」
「えっ・・・コイツこのバイクでこの先大丈夫なのか??まあ知ったこっちゃないか」
こんな感じだったのかもしれません。
この日の自分は、古いカーナビに騙されて山道に迷い込んだミニバンの観光客、みたいな感じだったと思います。
月夜の段、という朽ちた山小屋を越えてからの道は本当に辛かったです。
上りはパワーでなんとか越えられるものの、下りになると全くのお手上げ。
一般道では非力なVツイン700ccのトランザルプも、こういった山道になるともう、XR600Rよりもじゃじゃ馬で扱いにくいバイクでした。
アクセルを捻った瞬間に50cmくらいパワースライドするので、それを必死に抑えつつ走っていたんですが……、
一箇所だけどうしても越えられずに気力体力尽き果てて降りて押し歩きしました。
余裕がまったくなくて写真に撮れなかったのが残念です。
雰囲気的には、砂利と石でできた段差30cmくらいの波状路が急坂でコーナーしてる場所です。
この景色は終盤、これを越えられたらもう一安心。
ひどいガレ場はありません。
逆に来た場合は、ここからが本番。
朽ちた山小屋を見つけたら、そこが反対側の安心ポイントになると思います。
滝を見ながらへたりこんで写真を撮っているの図。
かろうじてこかすこともなく、難所を抜けることができました。
今思うと、トレールウィングでよく越えられたなあと……。
そういえば一番怖かったのは、フラットダートに10cmくらい積もった砂だったかも。
調子にのって飛ばしていたら、ブレーキと曲がるときぜんぜんグリップしなくて焦りました。
反対側。
林道自体は難しくないし、初心者の人にもオススメ(なぜって自分が初心者だから!)できる珍しい所だと思います。
ただし、XRとかオフ車でこないと泣きをみることになりますが……。
入口出口ともに52号に連結しているので民家も比較的近く、最悪10kmくらい歩けば確実に帰れます。
XR持ってる時に来たかった林道でした。
本日の走行距離 175km